
商標図面ジェネレーター:ロゴを提出用の図面ファイルに整える
クライアントのロゴ素材から、USPTO、EUIPO、JPO などに向けた商標図面ファイルと技術チェックリストを作成する PatentFig AI の商標モジュール。
商標図面ジェネレーター:ロゴを提出用の図面ファイルに整える
商標実務で届くロゴ素材は、必ずしもそのまま出願に使える形ではありません。透明 PNG、印刷用の CMYK データ、余白の大きい JPG、ブランドガイドの背景が入った AI ファイル、プレゼン資料から切り出したロゴなど、素材としては正しくても「商標図面」としては整っていないことが多くあります。
PatentFig AI の Trademark Drawing Generator は、この作業だけに絞ったツールです。ロゴをきれいな商標図面ファイルに変換し、選択した商標庁向けに出力します。法律文言は作りません。
We make the trademark figures. You handle the law.

図面ファイルの仕事に集中する
このツールが行うのは、ブランドデザインの変更ではありません。出願用の視覚データを整える作業です。
主な処理は次の通りです。
- ロゴ本体を背景や装飾から切り離す
- 枠、影、ブランドガイド用の背景を除去する
- 透明背景を白背景に変換する
- 色彩主張あり、または色彩主張なしに合わせて色を整理する
- 余白を詰め、マーク全体が入るようにトリミングする
- USPTO、EUIPO、JPO、Madrid、UKIPO、CIPO 向けの出力を作る
- DPI、画像サイズ、ファイルサイズ、色モードを記録した技術チェックリストを添える
商標の説明文、色彩の主張、指定商品・役務、補正の判断は別の領域です。PatentFig AI は画像を作り、法律判断は専門家が行います。
なぜこの作業が必要になるのか
商標図面の不備は、複雑な法律論ではなく制作上の小さな問題から起きることが少なくありません。たとえば、透明背景のままアップロードした、余白が大きすぎる、ロゴの外側にプレゼン用のフレームが残っている、カラー版しかなく白黒版がない、といったケースです。
一件ずつデザインソフトを開いて直すこともできますが、複数国に同じ商標を出す場合や、毎月多数のロゴを扱う事務所では負担になります。専用の商標図面ジェネレーターは、この反復作業を標準化します。
入力と出力
入力はシンプルです。
- ロゴファイル:
PNG、JPG、TIFF、WebP、SVG - 図面タイプ:
standard_characterまたはspecial_form - Mark text:商標に含まれる文字
- Color mode:
claim_colorまたはno_color_claim - 対象庁:
USPTO、EUIPO、JPO、Madrid、UKIPO、CIPO
出力は画像ファイルと技術チェックリストです。mark description、color claim、color location statement のような法律文言は出力しません。この線引きがあるため、弁理士・弁護士は画像整備を効率化しつつ、出願文言の責任を自分で保持できます。
公式要件への向き合い方
各庁の画像要件は同じではありません。USPTO は標準文字と特殊形式を明確に区別し、JPG、ファイルサイズ、RGB、DPI、ピクセル範囲、余白に関する技術条件を案内しています。EUIPO の電子提出添付ファイル要件には、JPEG、最大ピクセルサイズ、DPI、色モードに関する条件があります。JPO の画像ファイル規則は、カラー図、線図、写真、商標見本欄などを分けて定義しています。
PatentFig AI はこれらを単一の「画像変換」として扱わず、対象庁ごとの出力ルールとして扱います。
公式参考:
どこが変わるのか

左側のような元データには、透明チェッカー、余分な枠、背景色、広すぎる余白が含まれがちです。右側では、マーク本体を白背景上に整理し、カラー版、黒版、色彩主張なしの確認に使える形へ整えています。
PatentFig AI 内での使い方
作業が「ロゴを商標図面に整える」ことなら、Trademark Drawing Generator から始めます。画像変換、DPI 強化、ベクター化、図面チェックのどれを使うべきか迷う場合は、Tools workspace が入口になります。
この機能の価値は、法律判断を自動化することではありません。図面作成の手作業を減らし、専門家が本来の判断に集中できる状態を作ることです。
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